なぜ今頃という方も多いと思います。
先日、知人から「一部上場企業」という言葉が出たので、どう変わったのかを大まかに語ります。
2022年4月に「一部上場企業」という言葉が廃止となっています。
つまり東京証券取引所の市場第一部に株式を公開した企業を指す「一部上場企業」という呼称が廃止されたのです。
また証券取引所は全国に4箇所あり、東京証券取引所、名古屋証券取引所、札幌証券取引所、福岡証券取引所です。
再編によって、以下の3つに移行されました。
・プライム市場
多くの機関投資家の投資対象となるような時価総額(流動性)があり、安定株主の株式の保有比率が高くならないような高い我バンス(企業統治)を備えている企業のための市場と言われています。
・スタンダード市場
一般投資家が円滑に売買できるほどの適切な時価総額(流動性)があり、上場会社として基本的なガバナンス水準を備えている企業のための市場と言われています。
・グロース市場
高い成長性を実現するための事業計画、またはその進捗が適時・適切に開示されていて一定の市場評価があり、その上で事業実績から判断して相対的にリスクが高い企業のための市場と言われています。
それぞれの市場には新規上場する基準が設けられています。
いままで市場区分のコンセプトが曖昧であった事と、企業価値を向上する努力が継続されていないという事が、この再編によって改善されたようです。
2024年1月31日現在の上場会社数(カッコ内は含まれる外国会社)
・プライム 1,656社(1)
・スタンダード 1,616社(2)
・グロース 563社(3)
・TOKYO PRO Market 93社(0)
詳細については、最寄りの証券会社にお聞きなる事をお薦めいたします。
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